5分でわかりやすく解説!結婚式場の牧師さんはアルバイトなの!?

牧師

こんにちは。サカシタサヤカです。ご覧いただき、ありがとうございます。

先日、気になる噂を耳にしました。

それは、『結婚式場の牧師さんはアルバイト』というものでした。

テレビでも放送されていたようで、気になるので調べてみました。

キリスト教の宗派

キリスト教には代表的なもので2つの宗派があります。

1つはカトリック、もう1つがプロテスタントです。

カトリックは伝統を重んじる、ローマ法王でおなじみのキリスト教最大の宗派です。

一方、プロテスタントは新しい宗派です。映画などで度々見る、ゴスペルで盛り上がる様子はプロテスタントのものです。

日本の結婚式場の宗派

上記のとおり、カトリックは伝統を重んじる宗派ですので、気軽に「カトリックで結婚式を挙げる」というわけにはいきません。

そのため、日本の結婚式場の教会式挙式はプロテスタントを取り入れています。

カトリックは十字架にキリストがはりつけにされているのですが、結婚式場で見かける十字架にはキリストはいません。それはプロテスタント流だからです。

牧師とは

牧師とはプロテスタントの聖職者のことです。

簡単に説明すると、礼拝や礼典を執りおこなったりする人です。

ちなみに、カトリックでは、神父や祭司と言います。

日本の結婚式場の牧師さん

さて、本題です。

日本の結婚式場の牧師さんは教会から派遣されている、本物の牧師さんなのでしょうか!?

ほとんどの結婚式場の牧師さんは本物ではないようです。

衝撃的事実かもしれませんが、お坊さんを例に考えてみましょう。

お坊さんは基本的には檀家さんの法事などを執りおこないますね。

それと同じように、教会に所属している本物の牧師さんは、その教会に籍を置いている方のための、礼拝、結婚式、法要などで忙しいのです。

キリスト教ではない一般のカップルが、キリスト教式の結婚式がステキだからという、気軽な気持ちで本物の牧師さんにお願いするのは、恐れ多いですね。

しかも、結婚式場のチャペルは本物の教会ではないですから、セレモニーの1つとして、教会で挙げる結婚式の雰囲気を再現しているに過ぎないのです。

そんな結婚式って意味あるの!?

考え方は人それぞれです。

世界的に考えれば、キリスト教でもないカップルがキリスト教式で結婚式を挙げるのは、そもそも不思議な話です。

仏教徒なら仏教形式で挙げるのが普通と考える人が多いでしょう。

でも、日本は世界にも稀なくらいの宗教に無頓着なお国柄です。

どんな形式であれ、新郎新婦が結婚の誓いをし、家族や仲間に認められれば良いのです。

キリスト教式挙式も「牧師さん」メインではなく、「新郎新婦の誓い」がメインです。

結婚の誓いができるように牧師さんが進行してくださっていると考えれば、牧師さんが本物かどうかなんて関係ありません。

本物の牧師さんのもとで結婚式を挙げるには?

まずは結婚式場に相談してみましょう。結婚式場で手配できる場合もあります。

もちろん、費用は増えます。

また、キリスト教の信徒が聖職者に代わって結婚式に立ち会う、「使徒座」というところの認可を持っている方もいます。

さらに、本物を追求したいのであれば、本物の教会で結婚式を挙げることです。

籍を置かなくても、結婚講座を受講することによって、結婚式を挙げられる教会もあります。

教会によって、受け入れ体制は様々ですので、気になる教会があるようでしたら、相談してみましょう。

ただし、日本人の感覚でいうお寺のように、宗教儀式をおこなう神聖な場所であるということを忘れないでください。

まとめ

一見、衝撃的な内容ですが、よく考えれば「そうだよね」と納得できる事実かと思います。

私もキリスト教式で挙式をしたので、最初はビックリしましたが、調べていくうちに納得できました。

本物の牧師さんは本物なので、お遊びではありません。

だから、本物の牧師さんのもとで結婚式を挙げるには、それなりの覚悟が必要なのです。

色々な考えはあると思いますが、新郎新婦が幸せな結婚を誓うことができれば、どんな形式でも良いのではないでしょうか。

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