せっかく誰かの為に歌詞を書くならちゃんと相手の心に響く様にしたいですよね。曲を聞いただけで情景が浮かんだり気持ちを揺らしたり出来る様に紹介いたします。
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基本的な歌詞の作り方
絶対にこうしないといけないというルールはありませんが、1曲の中で言いたい事を順序立てて作っていく事が何より近道になるでしょう。
テーマ(目的)を決める
作る歌詞によって誰にどのような思いを伝えてどの様になって欲しいのかを大雑把に想像します。
例:新婦にちゃんとしたプロポーズしていないから、歌にのせてサプライズしたい。
結婚しても、これからもずっと友達でまた遊ぼうと伝えたい
自分の親に感謝の気持ちを伝えたい
友人の余興なのでふざけた感じで結婚式の場を盛り上げたい
など、まずはテーマ(目的)を決めます。
一番伝えたい事を書き出す
テーマが決まったら一番を単語や熟語でなるべく多く書き出してください。
恋愛系なら:好き、愛してる、2人一緒にずっと暮らそう、手をつないで、楽しい生活
感謝系なら:ありがとう、今まで言えなかった、ごめん、感謝、変わらない思い
など、紙に書きます。なるべく多くというのがポイントです。少なければ後で、メロディーに歌詞をのせる時に苦労します。
情景が見える様に具体的にイメージする
一番伝えたい事を書き出したらそこから情景(シチュエーション)が浮かぶように内容を広げる様に紙に書いていきます。ここでは日記みたいに書いた方がわかりやすいです。5W1Hを使えば広げられます。
いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どの様に(How)
例えば、ずっと一緒にいようと伝えたいなら
1.相手と出会う前の情景や感情を書きます:3年前のイチョウの葉が黄色から赤に変わる頃僕は就職活動がうまくいかず、毎日ふさがっていた
2.相手との出会い:やっとの事面接までたどり着いた会社で、同じ様に面接を受けた里美がいた。面接どうだった?何聞かれた?など人懐っこく話しかけてくる彼女にまた会いたくなり、アドレスを交換した。
3.出会いからずっと一緒にいたいと思うまでの経緯:就職が決まりお互い忙しい毎日で連絡がどんどん少なくなり、ぎこちない生活が続いた。いつも強気で、前向きな里美からのメール【会いたい】この四つの文字、僕は何をしていたんだろう。もう二度と使わせない様にすると決めたんだ。
大枠の決定
上記の2つ「一番伝えたい事を書き出す」と、「情景が浮かぶように具体的にイメージする」で、大枠ができました。
サビ:一番伝えたい事を書き出す
Aメロ・Bメロ:情景が浮かぶように具体的にイメージする
に、あたります。たまにCメロがありますがそれはどういう風に作るかといいますと、Aメロ・Bメロは主に過去の事(済んだ出来事)を入れています。Cメロでは未来の事を想像して、どのようになりたいのか、どうなっていくのかなどを入れるとまとまります。
メロディーにあてはめる
作詞をする上で、一番難しい所がこの作業になります。今まで作ってきた詩がそのままのせれる事はほぼ無いでしょう。なぜなら曲にはメロディーがあり、文字数の制限があるからです。
ここでは簡単に文字数を変えるやり方を教えます。
文字数をコンパクトにする
歌詞を作る上でコンパクトに納める方法は、接続詞(てにをは)や、代名詞(この・その・あの)を使わない事や、主語(私、あなた)など言わないでもわかる状況では省略できます。
例えば主語を抜く場合:私はあなたを心から愛しています。⇒あなたを心から愛しています。
例えば接続詞を抜く場合:電話に出ない君は何を考えているの?⇒電話、出ない君、何を考えているの?
例えば代名詞を抜く場合:この思い君に届け⇒思い君に届け
歌詞は相手に想いが伝わればいいので文法上おかしくても問題ないです。文法を気にしすぎて文字数が多くなる方が逆に伝わりにくい場合もあります。メロディーを活かせる歌詞作りを心がけましょう。
連想する言葉に置き換える
文字数をコンパクトにするだけではどうする事も出来ない時があります。そういう時は連想する言葉に置き換えます。
例えば:あなたが好きです(8文字)を連想する言葉に置き換えると
あなたを愛しています(11文字)
あなたの傍で生きていたい(13文字)
あなたと同じ道を作っていきましょう(18文字)※歌詞の文字数では【っ】や【ょ】は1文字に含みません
などができます。ここから文字をコンパクトにしたりして、メロディーに合わせていきます。
まとめ
色々書いてきましたが、正直歌詞作りにセオリーはありません。一番伝えたい事を効率よく文字数制限がある中でどの様に伝えるか、これは作ってみないとわかりません。
一番伝えたい事を色んな角度から見て世界を広げてください。
あなたの想いが届くように最大限のサポートをいたします。
また、もう少し歌詞の作り方を知りたい方は歌詞の作り方(応用編)をご覧ください。
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